トヨタ アクア 試乗レビュー

現在、大人気のハイブリットカー、トヨタ アクアを試乗してきました。第一印象は非常に綺麗なボディカラーを持った、コンパクトにまとまったクルマだということ。確かに人気が出るのも分かるような気がしました。
公式サイトから自宅の近くで試乗できる店舗が検索できます(http://toyota.jp/service/dealer/spt/car-select)。全部のディーラーが試乗車を配備しているわけではないので、あらかじめ確認・予約しておきましょう。
(写真をクリックすると拡大画像が表示されます)
試乗車はイメージカラーのクールソーダメタリック。コンパクトなアクアにとてもマッチしているカラーですね。サイズ的にはヴィッツと同じくらいですが、空力の関係からか全高が少し低いような気がします。
この試乗車は内装にもターコイズブルーのアクセントが所々に配置されていました(標準はフレッシュグリーン)。後部座席もそれなりのスペースを確保してあるので、大人4人乗っても大丈夫そうです。ただ、全高が低い分、頭上スペースに多少窮屈感がありました。
試乗車にはアドバンストディスプレイパッケージが搭載されており、エンジンやモーターの駆動状況がかわるエネルギーモニターが表示されていました。このパッケージには他にもエコジャッジ(エコ運転を点数評価してくれる)、エコウォレット(同サイズのクルマとの燃料費の差)、エコウォレット履歴が表示されたり、ステアリング上でオーディオや空調の操作ができるような機能が付いています。
エンジンルームとトランクルームはこんな感じ。やはりハイブリッド車はエンジンとモーターの両方を詰め込んでいるので、メカっぽい感じがしますね。トランクルームの容量は充分あるので、家族で旅行にいく時でも大丈夫です。
トランクルームの底板を上げるとタイヤの補修キットが入っています。スペアタイヤはオプションになるそうです。スペアタイヤはそれなりに重いので、常時積んでおくと燃費に影響するので、標準では搭載していないそうです。
バッテリーは後部座席下に配置されています。奥が駆動用のバッテリー、手前がアクセサリー用のバッテリーです。
乗ってみた感想は、非常にキビキビ走り、乗り心地も悪くなく、非常にまとまっているクルマだと思います。人気が出るのも頷けます。ただ、大人気なだけに生産が追いつかず、今(原稿書き時点で2月)発注しても納車は8月ぐらいになってしまうそうです。もし早く欲しいという人は、一日も早く発注するか、新古車を狙うのが良いかと思います。
ちなみにアクアはトヨタのグループ会社である関東自動車工業の岩手工場で生産されています。アクアが売れれば売れるほどこの岩手工場が活気づくので、とにかくたくさん売れて欲しいですね。
動画も撮影してきていますので、あわせてご覧ください。
試乗車の諸元表
車両型式 | DAA-NHP10-AHXNB |
車両重量 | 1,080 kg |
エンジン型式 | 1NZ-FXE |
エンジン種類 | 水冷直列4気筒DOHC |
排気量 | 1.496 cc |
燃料供給装置 | 電子制御式燃料噴射装置(EFI) |
最高出力 | 74 PS |
最大トルク | 11.3 kg・m |
燃料タンク容量 | 36 L |
燃料種類 | 無鉛レギュラーガソリン |
全長×全幅×全高 | 3995×1695×1445 |
乗車定員 | 5 名 |
サスペンション | ストラット/トーションビーム |
ブレーキ | ベンチレーテッドディスク/リーディングトレーリング式ドラム |
駆動方式 | 前輪駆動方式 |
トランスミッション | 電気式無段変速機 |